「卒業」

 ほのかに暖かい風 寂しく少しの寒さ残る舎

緊迫したこの最後の時 思い出に浸って涙溢れた 新しいこの先の期待と不安と戻らない時への悲しさに沈む 最初で最後の時に感じた人への感謝と離れてく仲間達に 伝えられなかった素直な自分の胸の内を 誤魔化して過ぎて行く

不器用な心だけが空回る。淀んだ空 泣きそうな雲 決して悲しい日ではないけど 明日からこの場所には 僕は居ない… 最後の廊下の1歩を踏み締めて 躍り出た さぁ旅立った僕達は見知らぬ未来は真っ白だけど それぞれの色を彩ってまたひとつ大きくなって新たな世界へ 今、飛び出す❗